膝の痛みとMRI撮影の決断
膝の痛みは多くの人にとって深刻な問題です。特にスポーツを楽しんでいる方や日常的に歩行が多い方にとって、膝の違和感や痛みは大きなストレスになります。私自身、サッカーを続けている中で膝の痛みを感じるようになり、整形外科を受診しました。しかし、前回の診察ではあまりにも的外れな診断を受けたため、今回はより専門的な医療機関を探すことにしました。
私は京都に住んでおり、インターネットで「膝専門の病院」「スポーツ整形外科」「膝MRI検査」といったキーワードで検索しました。その結果、上位に表示された評判の良い膝専門クリニックを見つけました。

スポーツ医学にも精通しているとのことだったので、早速ネット予約を行いました。
ネットで医院を探す時の注意
インターネットで病院を探す際には、以下の点に注意すると安心して医療機関を選ぶことができます。
1. 信頼できる情報源を利用する
検索結果の中には信頼性の低い情報も含まれるため、公式サイトや公的機関の情報を優先しましょう。
- 厚生労働省や自治体の医療機関検索サイト(例:厚生労働省の「医療機能情報提供制度」)
- 健康保険組合や病院の公式サイト
2. 口コミや評判を鵜呑みにしない
口コミサイトやSNSのレビューは参考になりますが、個人の主観が強く反映されることがあります。
- 極端に良い・悪い評価は疑う(感情的な書き込みに注意)
- 複数のサイトを比較して総合的に判断
3. 病院の基本情報を確認する
以下のような情報をしっかり確認しましょう。
- 診療時間・休診日(特に土日・祝日は要注意)
- 診療科目が合っているか(専門外の診療科だと対応できない場合も)
- 医師の専門分野や資格(日本専門医機構の認定医かなど)
- 設備の有無(高度な検査や手術が可能か)
4. 健康保険の適用範囲を確認
- 保険適用外の治療がないか(自由診療の料金が高額になることも)
- 対応している保険証の種類(国保・社保など)
5. アクセスや待ち時間を考慮
- 通いやすい場所か(特に通院が必要な場合)
- 予約システムの有無(予約できると待ち時間が短縮可能)
- 混雑状況(病院の公式サイトやGoogleの「混雑する時間帯」などで確認)
6. 最新の情報をチェック
病院の情報は変更されることがあるため、直接病院の公式サイトや電話で確認するのが確実です。
7. 急ぎの場合は救急対応可能かを確認
- 「救急対応可」の病院かどうか(夜間・休日に診療可能か)
- 近くの救急病院を事前に調べておく
おすすめの病院検索サイト(日本)
- 厚生労働省「医療情報ネット」(都道府県ごとに病院情報を検索可能)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/hokenkikan/ - 日本医師会「病院検索」
https://www.med.or.jp/ - EPARKクリニック・病院(予約できる病院もあり)
https://fdoc.jp/
インターネットで上位表示されているのは高評価だからという事ではない!という事も忘れない様にしてください。上位表示するのには色々な方法があって意図的に目に付く様にできるからです。一番良いのは周辺の知人・友人に聞いてみるのが良いですよね。ネット上の口コミも作為的な物もありますから全てを鵜呑みにするのも怖いです。心配なら最初に電話で料金や治療、診断の方法などを聞いてみるのが確実ですね。
MRI撮影までの流れ
ネットで簡単な問診を入力して予約相談をするという流れから、約2時間後ぐらいにクリニックから直接問診のための電話がありました。内容としては以下のようなものです。
- いつから膝の痛みを感じているか
- どのような動作で痛みが強くなるか
- 痛みの強さや頻度
- 過去のケガや既往歴
これらを伝えた後、「MRIを撮影して詳しく検査してみませんか?」と提案されました。MRI撮影の費用は以下の通りでした。
- MRI撮影費用:約8,000円
- 診断の初診料:約3,000円(消費税込み)
- 再診料・追加治療は別途必要
料金が明確に説明されたことで、安心して検査を受ける決意ができました。また、担当医の名前も事前に教えてもらえたため、信頼感が増しました。意外に大事な事ですよね
MRI撮影の場所と予約について
MRIの撮影と診断は別々の場所で行われました。私の場合、MRI撮影は京都で有名な御池クリニック
で行い、その後クリニックに戻って診断を受ける流れになりました。その為の予約などはクリニックが全てやってくれて電話にて空いている時間などを教えてくれます。安心して自分は移動するだけですから簡単でした。そしてMRI撮影当日になり予約時間は夕方6時で、事前に5~10分前にクリニックに到着しました。
MRI撮影の具体的な手順

- 受付・問診票の記入
クリニックからの事前予約があるため、スムーズに受付が完了。マイナンバーカードまたは健康保険証を提示するだけでOKでした。 - 待ち時間
予約制のため、約10~15分ほどの待機時間で呼ばれました。 - 撮影前の確認事項
MRI撮影にはいくつかの注意点があります。- 貴金属を外す(指輪、ピアス、ネックレス、時計など)
- タトゥーがある人は事前に申告(やけどのリスクがあるため)
- 閉所恐怖症の人は事前に相談(トンネル型の機械に入るため)
- ペースメーカーや金属が体内にある場合は要相談
- 着替え
MRI撮影時は金属が付いていない服装が必要です。私はズボンとトレーナーを脱ぎ、Tシャツとパンツの状態で検査を受けました。担当の方が親切に教えてくれました。 - 撮影開始
撮影は約20~25分。膝を固定され、じっと動かずにいる必要があります。
「寝ちゃダメ!」というのが意外に大変で、クラシック音楽が流れる中、眠気と戦いながら撮影を終えました。動いてしまうと再撮影や失敗となってしまうので頑張って動かないようにしましょう! - 撮影データの受け取り
撮影した画像データはCDに保存されます。撮影後に受付で30分ほど待てば受け取れますが、私は通勤の途中に御池クリニックがあるので翌日に受け取ることにしました。御自分の都合の良いように調整してくれます。実際の診察までの受け取れればよいので急ぐ必要もありません。

MRI撮影のメリット・デメリット
MRIは膝の状態を詳しく知るために非常に有効な検査ですが、いくつかのメリット・デメリットがあります。
メリット
✅ 詳細な診断が可能:レントゲンでは分からない軟骨や靭帯、半月板の状態を確認できる
✅ 放射線被ばくがない:CTとは異なり、磁気を利用した画像撮影のため安全性が高い
✅ 早期発見・治療が可能:損傷の程度を正確に把握し、適切な治療方針を決定できる
デメリット
❌ 費用が高い:保険適用でも数千円~1万円程度かかる
❌ 検査時間が長い:20~30分間、動かずにじっとしていなければならない
❌ 閉所恐怖症の人にはつらい:狭い空間に入るため、恐怖を感じる人もいる
サッカーを続けるために早期診断が重要な理由
スポーツを続けるうえで、膝の痛みを放置するのは非常に危険です。特にサッカーのような激しい動きを伴う競技では、半月板損傷や靭帯損傷のリスクが高まります。
もし適切な診断を受けずに無理をしてしまうと、最悪の場合、手術が必要になったり、長期間プレーできなくなったりすることもあります。
そのため、違和感を感じた時点で専門医の診察を受けることが大切です。今回のようにMRIを撮影することで、膝の状態を正確に知ることができ、適切な治療方法を選択できます。
まとめ|MRI検査を受けるべき人とは?
今回の体験から、以下のような方にはMRI撮影を強くおすすめします。
- 膝の痛みが長引いている方
- スポーツをしていて膝を痛めた方
- 歩行時や階段の昇降で違和感がある方
- レントゲンでは異常が見つからなかった方
- 靭帯や半月板の損傷が疑われる方
私自身、サッカーを続けたいという思いがあり、しっかりと膝の状態を把握するためにMRIを選びました。今後、診断の結果をもとに、どのような治療が必要なのか、リハビリや運動の制限はどうなるのかを確認していきます。
次回は、MRIの診断結果について詳しくご報告したいと思います!
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